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美容のプロたる美容師の仕事はただ顧客の髪の毛をカットするだけでなく、お店オリジナル商品のシャンプーやリンス、美容クリームなどをセールスすることも大切な仕事です。しかし、美容師という仕事を職人仕事と考えている方は多く、店内でのセールスに抵抗のある美容師が多いのも事実です。上村親志もそうした美容師の一人と言えます。

■幼い頃は髪を切るのは母親
上村親志は中学校を卒業するまで美容室などで髪の毛を切ったことがないそうです。それは決して近くに美容室がないというわけではなく、経済的な理由から美容室などに行くことができなかったのです。周囲のクラスメイト達がみなこぞって美容室でカットして貰っている中、彼はずっと母親の手で髪の毛を切って貰っていました。彼が美容師を目指そうと考えた根本はここなのではないでしょうか。また、できるだけお客さんにお金を使わせたくないという考えもこうした少年時代があったからと言えるでしょう。

■明るい性格のムードメーカー
上村親志は学生の頃から明るいムードメーカーでした。そんな彼の周りには自然と人が集まってきましたし、彼を信頼している生徒も沢山いました。彼はとにかく楽しいことが大好きな性分で、常に笑顔を絶やさないことから女子生徒からもモテたそうです。バレンタインには沢山のチョコレートを貰っていましたし、誕生日になるとこれまた沢山の女子生徒からプレゼントを受け取っていました。それでも彼が他の男子生徒から妬みの対象とならなかったのは彼の人柄がなせる業でしょう。

■本当に必要なものだけ進める
美容師である彼は店長からお店自慢のシャンプーやコンディショナーを販売するよう言われているようですが、そうした言いつけをことごとく無視しているようです。しかし、ただ販売しないというだけではなく、お客さんにとって本当に良いと思える商品についてはしっかり説明したうえで勧めています。やたらとなんでも売ろうとするのではなく、その商品を購入することでどのようなメリットがあるのか、ということについてもしっかり説明してくれるため、お客さんも買ってくれるのでしょう。

彼の勤める美容室の店長も最近では彼のセールススタイルに対して何も言わないそうです。実際、それほど沢山の売り上げがあるわけではありませんが、彼のことを慕ってお店にやってくるお客さんも多いですし、指名率はトップクラスなのですから、そうそう迂闊なことは言えないのでしょうね。

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